今回、モンスターに装着しましたミシュラン パワーGPのインプレッションを書いていきます。
比較対象としては交換前に装着していたピレリのロッソ3となります。
ミシュラン パワーGP
装着していたピレリ ロッソ3にスリップサインが出たので以前から気になっていたミシュラン パワーGPを装着することにしました。
購入はアマゾンで並行輸入品です。
-スペイン製
-フロント: 120/70ZR17 20年7週製
-リヤ: 180/55ZR17 20年47週
-タイヤ交換日: 2021年5月5日
原産国は他にもあるようですが、私のはスペイン製でした。
今回ミシュラン パワーGPを選んだ理由としては、
- パターンがカッコいい。
- ミシュランのタイヤは過去の装着実績から悪い印象がない。
- ハイグリップカテゴリーのようだが、ツーリングや多少の雨も問題なくこなす。(口コミ)
- タイヤの熱依存が少ない。(冷感時でもグリップする)
交換したばかりのパワーGP
ちなみに装着車両はドゥカティ モンスター1000Sです。
サスセッティングはタイヤ交換前(ピレリ ロッソ3)で調整した状態から変更していません。
私の乗車スタイルについても記載しておきます。
- ワィンディングが大好き。
- サーキットは機会があれば走りたい。(草レース経験は有り)
- ロングツーリングはあまりしない。
- 雨の日は基本乗らない。
それではあくまで私が感じたパワーGPについて記載したいと思います。
交換後、100km走行した感想
交換後、ツーリングの集合場所まで下道約10km、高速約90kmを走りました。
当日の最高気温27℃
朝6:30出発時の気温は18℃
タイヤの高気圧はF:2.1kg R:2.0kgです。
※サーキット推奨空気圧はF:2.1kg R:1.9kgです。
100km走行した後ですがサラッとした表面です。
この時点でもリヤタイヤはすでにはっきりとコンパウンドの境目が出てますね。
自宅から走り出してすぐの交差点で旋回性の良さを感じました。
私のモンスターは低速で直角に曲がるような旋回は苦手でした。
※ドゥカティ特有かもしれませんがしっかり荷重の強弱を掛けないと曲がらない印象を持っています。
しかし、スッとフロントタイヤからバイクが旋回を始めます。
そのあとの国道に出るまでの峠道(低速)ではバイクが思っている以上に早くインに寄り、イン側路肩に突っ込みそうになるくらいでした。
フロントタイヤを起点にしてバイクがスッと倒れながら旋回するイメージです。
ロッソ3 を装着していた時に、サスセッティングで修正したいけど出来なかった初期旋回の不満がタイヤを交換しただけで解消しました。
ワィンディング走行
全く不安なくコーナーにアプローチしていけます。
ロッソ3ではオーバースピードと感じた速度で進入しても全く不安はありません。
滑る気配もありませんし、まだまだ余裕を感じます。
立ち上がりで少しラフにアクセルを開けても余裕があります。
このタイヤに交換するまでは、ドゥカティでコーナー途中の旋回修正はほぼ不可能と思っておりました。
しかし、タイヤの能力に余裕があるおかげか、コーナー途中でも旋回修正が出来ました。
バイクのセッティングが大幅に変わったのか?と感じるくらいハンドリングが変化しております。
このタイヤに交換してロッソ3との差を一番感じたのが、荒れた路面のギャップ吸収能力です。
ロッソ3だとギャップを吸収すると言うよりは跳ねる印象でした。
そのためコーナリング中にギャップがあるときは、できるだけバンクを戻し、対処しておりました。
しかしこのパワーGP、コーナリング中のギャップは勿論、減速帯もかるくいなしてしまいます。
ギャップに以前ほど神経を使うことなく、走りに集中できます。
そのおかげかこの日は最終400kmほぼ走行しましたが、思った以上に疲れがなかったですね。
400km走行後
最終の100km程は高速を巡行し帰路に着きました。
ジャンクションでの進路変更(高速道路変更)時のコーナーでも安定して曲がることができました。
高速域でのコーナリングでも何の不安もありません。
後は雨の日の走行とどれくらいの距離を走れるかですね。
私のようにロングツーリングは余りなく、ワィンディング中心で走りたい人にはかなりおすすめのタイヤです。
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