夏場になると結構上がる油温。
ワィンディング走行やサーキット走行を考えるとオーバーヒート対策が必要かもしれません。
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現状の確認。
ノーマルのオイルクーラーです。
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夏場は走行中でも油温が100度を超える。
渋滞になると120度を超えることも結構あります。
秋はMAX100度くらい。
冬は逆になかなか油温が上がらない。
MAX80度〜90度くらい。
※SS1000DSだとフルカウルの影響か、同じDSエンジンでもモンスターより油温が上がりやすく簡単に油温120度を超えるようです。
そのままでも十分な気はしますが、少しカスタムしてみようと思います。
空冷ドゥカティのオーバーヒート対策
空冷ドゥカティでサーキット走行される方の多くはオーバーヒート対策としてオイルクーラーを2つ装着されているのを見かけます。
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流用するための中古品も多いため、取り付け方法さえ決まってしまえば比較的簡単に装着は可能だと思われます。
他にはNCR製やSCプロジェクト製のアルミビッグオイルクーラーに交換する方法もあります。
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カスタム感が出ることやノーマルの位置に取り付けできる点が良いですね。
何よりかっこいい。
欠点は高価なこと。
私の場合も比較的安価で購入、装着が出来るオイルクーラー2つ換装を模索しておりましたが、常にオーバーヒート気味な状況ではないことや見た目がレーシーになりすぎることを懸念して躊躇しておりました。
そこで目を付けたのがハイパーモタード1100EVOのオイルクーラーです。
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ドゥカティ純正品で色も黒のためカスタム感はあまり期待出来ませんが、ハイパーモタード1100と比べると5段から7段に変更されており横幅も拡大されています。
値段も調べた当時(2022年)はドゥカティ純正品にも関わらず、新品で4万円台とそこそこリーズナブルでした。
強いて言えば、中古がほとんど出回らないことでしょうか。
新品での購入も検討していましたが、たまたま某オークションに出品されているのを発見し購入しました。
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それでは早速取り付けていきます。
純正オイルクーラーの取り外し
まず始めにエンジンオイルを抜きます。
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次にオイルラインを取り外します。
ニップルナットには緩み止めが塗布されているので少し固めです。
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ステーが固定されているスターターボルト1本も取り外します。
※このステーはハイパーモタードのオイルクーラー配管だと使用しません。
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そして、オイルクーラー取り付けナットを緩めればオイルクーラーは取り外せます。
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ハイパーモタード 1100 EVO オイルクーラーとモンスター1000S純正のオイルクーラーを比べてみます。
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一回り以上大きくなっていますね。
左右が大きくなりますがこのサイズなら転倒してもオイルクーラーへのダメージはなさそうですね。
ハイパーモタード 1100 EVO オイルクーラー取り付け
今回、ハイパーモタード 1100 EVO用の配管をそのまま使用し取り付けます。
少しオイルクーラーや配管が干渉する部分の調整は必要でしたが、問題なく取り付けできました。
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大きくなったので取り付けが少し斜めになっております。
これも想定範囲内です。
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エンジンのレイアウトが基本同じなのでほぼポン付けです。
取り付け部の隙間が広かったため、アルミカラーを入れて調整しました。
使用したアルミカラーは内径6.2mm 外径18mm厚さ5mmです。
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取り付けボルト、カラーは純正品に戻しております。
※使用していたボルトだと少し短ったためです。
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ニップルナットに緩み止めを塗布し配管を締め付けます。
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エンジンオイルを入れて完成です。
オイルクーラーにしっかりオイルを回すためにエンジンを少しかけてから、再度オイルレベルの調整を行います。
交換前と交換後の比較
交換前と交換後の比較です。
交換前
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交換後
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オイルクーラー の存在感が大きくなりました。
試運転と確認
4月初旬に初乗りを行いました。
当日の気温は最高温度17℃、最低温度2℃でした。
朝7時頃から10時頃のみの試乗だったので気温は5℃〜10℃くらいだと思います。
山間部のワィンディングのみの走行でしたがメーターの油温計では72度までしか上がりませんでした。
寒い季節だと少しオーバークールかもしれませんね。
これに関しては対策が必要ですね。
追記:5月21日に走ってきました。
当日の気温は最高28℃ 最低17℃。 山間部のワィンディングメインで市街地走行はほとんどなく、また渋滞無しの状況だったので、油温計で最高87度までしか上がらず、平均85度前後でした。
山間部は最高でも25℃前後の気温だったとしてもよく冷えているなと言う印象です。
追記2:真夏の8月27日に走ってきました。
当日の気温は最高35℃ 最低25℃。天候は概ね晴れ。
ストップ&ゴーが少なかった山間部のワィンディングと高速道路では平均油温は90度以下をキープしていました。
山間部の工事による片側交互通行で3分程停車が必要だった時にこの日の最高油温106度まで上がりましたが、走行すると割と早く100度以下まで下がり、その後は90度以下になっておりました。
最後、高速を降りてからストップ&ゴーの多い市街地走行時は100度前後の油温を行き来しておりましたが、以前のように110度を超えることもありませんでした。
結論から言うと良く冷えます。
真夏の走行や高回転を使用したサーキット走行でも問題なさそうです。
しかしながら、やはりオーバークールになる傾向にあるため対策は考えないといけませんね。
コメント
投稿ありがとうございます!
同じくモンスター1000sに乗っている為、いつもとても参考になってます。
夏場の渋滞はすり抜けして、先頭出て走らないとどんどん油温が上がってオイル的にも、何より精神上宜しくないので何か対策したいな〜とはぼんやり考えてましたが、冬場のオーバークールと暖気の面でちょっと手を出せていませんでした。
バイクがうるさいもんですから、なかなか出発前の暖気は出来なくて笑
もりこう様
コメントありがとうございます。
夏場の市街地でのすり抜けは気になりますよね。また、出発前の暖気が出来ない状況も当方も同じです(笑)
通年乗られる状況ならオイルクーラーの大型化はオーバークールの対策を考えないとおすすめではないかもしれません。
暖気は大型化してからやはり時間が掛かるようになってしまいました。
空冷バイクの悩みの1つですが、参考頂ければ幸いでございます。
私も、同じようにレギュレーターを配線延長し同じ位置に付けましたが
夏場になり、延長したコードに焦げ目が出始めたので
ノーマル配線のままで左サイドに取り付けました。
友人のモンスターは1000はツインプラグでしたので右サイドに取り付けました
参考までに
山口様
いつもコメントありがとうございます。
延長することにより接続部(コネクター)も増え、抵抗が増えるので配線もしくはコネクター部に負荷が掛かることは想定しておりますが、延長コードに焦げ目が出たのですね。
配線の太さは2.00sq以上をお使いでしょうか?
私はまだ、試運転と長期使用による耐久性等の検証を行っていないため、山口さんのコメントを参考にして配線回りに気をつけます。
今シーズンの使用で不具合が出た場合、記事に追記させて頂きます。
情報共有ありがとうございます。