【テルミミョーニ流用】ドゥカティモンスターマフラー交換

クリックできる目次

1 他モデル用テルミミョーニは流用可能か？
2 スリップオンマフラーの取り外し
3 SS900用テルミミョーニマフラーの仮組み
4 ドゥカティエキパイの互換性
5 エキパイの互換性検証結果
6 テルミミョーニマフラー取り付け

他モデル用テルミミョーニは流用可能か？

こんにちは、やすです。

今回は私のモンスター1000SにSS900用のテルミニョーニを流用取り付けします。

流用の経緯としてはモンスターの社外品マフラーの多くがノーマルの取り付け位置のダウンタイプかハイアップタイプになります。

これはタンデムステップと一体型になったステッププレートを変更することなく社外品マフラーが取り付けられるためです。

ダウンタイプはモンスターのオリジナルスタイルを変更することなく社外品を取り付けられますがどうしてもバンク角不足になります。

ハイアップタイプはバンク角は稼げますが、バックステップに変更すると車両ホールド時に踵部分がマフラーのエキパイに当たる可能性があります。

こちらの参考写真はお借りしました。

そのため私の理想は上記の中間位置になるアップマフラーでした。

しかし、このアップマフラーは各社あまり販売されてないんですよね。バックステップに交換が必要なことやタンデムステップが使えなくなるのが大きな要因のようです。

そこで他車種のドゥカティのマフラーが流用出来ないかと探した結果、SSシリーズのマフラーが1番理想に近そうなため流用に至りました。

私が調べた流用可能データを後述しておりますので興味のある方はご覧下さい。

それでは作業に移ります。

スリップオンマフラーの取り外し

社外品マフラーを取り付けておりますが取り外し方法はノーマルマフラーでも同様です。

タンデムステップ下にありますヘキサゴンボルトを緩めます。

次にサイレンサーとエキパイ繋ぎ目にありますマフラーバンドの15mmのナットを緩めます。

ナットが緩み、マフラーバンドが動くようになったらサイレンサーを左右、上下に動かしながら引っ張るとサイレンサーが外れます。

SS900用テルミミョーニマフラーの仮組み

これが今回購入しました。
SS900用のテルミニョーニです。

まずは仮組みしてみます。

今回はバックステップのタンデムステップステーにマフラーバンドを取り付けるため左右を入れ替えて上向きになるように取り付けます。

ちなみに私のバックステップはラベレッツァ製です。

そこにタイラップで仮組みしました。

これで取り付けに必要なマフラーステーのサイズが確認できました。

大体、ステー長さ150〜180mm、オフセットは30mmくらいですね。

もっとマフラー出口が上を向く予定でしたが上手くいきませんね。
内側にも少し引っ張っております。

エキパイがモンスターとSSシリーズでは角度や方向が違うことが分かりました。

ドゥカティエキパイの互換性

マフラー出口の角度違いを受けてSS1000用のエキパイを入手。
互換性などを検証してみます。

モンスター1000sのエキパイ。

SS1000のエキパイ

サイレンサー差し込み口の角度が微妙に違います。
もっとも大きな違いはリヤバンク側エキパイの差し込み角度でしょうか。

これだけ角度が違うのでモンスター1000sにSS1000のエキパイは取り付けできません。
上手く取り付け出来れば全て解決と思いましたがそう上手くはいきません。

差し込み口形状も違います。
SSのエキパイは差し込み口が二重になっております。

次にサイレンサーの差し込み口の大きさです。
写真はSS1000の差し込み口。

モンスター1000s 40.3mm
SS1000 39.4mm

差し込み口はあまり差がありません。
今回の場合も問題なく取り付けでした。

エキパイの互換性検証結果

モンスター系

スリップオンサイレンサーはほとんどのモデルで互換性あり。(851フレーム、STフレームどちらでも問題なし)

エキパイは空冷モデルでは互換性はありそうです。(確証はなし)
モンスター1000sのエキパイはエンジン取り付け部形状が違うため互換性はなし。
（DSエンジンはDSエンジンでしか互換性なさそうです。）

空冷モデルのS4は排気口が2口のため他流用はできません。

SS系

スリップオンマフラーは取り付け角度さえ気にならなければモンスター系と互換性あります。
(差し込み口サイズがほぼ同じため)
取り付けはステー加工などが必要だと思われます。

こちらも空冷モデルでは互換性はありそうです。(確証はなし)
SS1000DSは他モデルと互換性なし。

ST系

サイレンサー差し込み口の方向が全く違うので互換性はなし。