ドゥカティ モンスター S2R 樹脂製 ガソリンタンク流用取り付け

モンスター1000S

樹脂製ガソリンタンク流用の経緯

この年代のドゥカティの鉄製ガソリンタンクは稀にガソリン漏れを起こします。
漏れる部分はガソリンタンクとフレームのつなぎ目であるヒンジ部分となります。

原因としてはドゥカティの強力なLツインの振動のためにヒンジの溶接部分が耐えられなくなり目視では分かりませんが割れが発生していると思われます。通常使用でも起こる場合がありますし、転倒等のダメージから発生する場合もあります。

新品交換すれば良いと思われますが、新品が対策されているわけではないので高価な新品購入後に再発する可能性もあります。

また、全く漏れない車両もあるためはっきりした対策がとれなかったのでしょうね。
そのためかS4R、S2Rは樹脂タンクとなっております。

私のモンスターも例外ではなくヒンジ部分からガソリンのにじみがありました。

1週間で少し垂れてくる程度でした。そのままでも走行は問題なかったのですがガソリンにじみが気になり今回の流用に至りました。
試したわけではありませんがS4Rの樹脂タンクでも流用は可能だと思われます。

それでは作業方法を説明していきます。

モンスター S2R用樹脂タンク流用準備

初めにモンスターS2R用樹脂タンクの流用準備を行います。

まずはタンクを流用するために部品を揃えます。

  • モンスターS2R用樹脂製ガソリンタンク
  • モンスターS2R用フューエルポンプ
  • フューエルポンプ用Oリング (社外品)
  • フューエルポンプ固定ボルト M6×15mm 6個 (コーナンで購入)
  • タンクパッド ×2 (モンスター1000S用で代用可)
  • クイックカプラー 814.4.010.1A ×2
  • ドレーンアダプター  850.1.006.1A ×2
  • ドレーンアダプターガスケット  886.1.013.1A ×2(2個では部品が取れなかったので5個)
  • タンクフック ×1 (モンスター1000S用で代用可)
  • タンクヒンジ一式 (鉄用タンク用は使用できません)
    ブラケット 830.1.207.1B ×1
    ピン    821.1.028.1D ×1
    ワッシャー 80C0.05893 ×2
    ブッシュ  712.1.013.2A×2
    固定ピン  685.1.006.1A×1

フューエルポンプをコーナンで買ったM6×15mmのヘキサゴンボルトで取り付けます。

ちなみにフューエルポンプのOリングは社外品を流用。

桜シールさんのFKM-70 AN6227-50-N ¥336.-です。
燃料油にも使用できる耐油性があります。

純正品だと88641881A で¥3280.-です。

各パーツを取り付けて取り付け前準備は完了。

モンスター1000S ガソリンタンクの取り外し

車両に取り付けされているガソリンタンクの取り外し。
初めにフィラーキャップを取り外します。外から見える3本とキャップを開けて見える1本のボルトを緩めると外れます。

次にフランジを固定しているイモネジをヘキサゴンの2mmで緩めていきます。

フランジが外れました。イモネジが外れてもフランジが固着していることがありますが強く引っ張れば取れます。

フランジと繋がっている2本のホースをクランプを緩めて外します。フューエルフィルターを交換する場合はこの時点で交換可能です。

この状態でタンク内のガソリンを携行缶に移します。
ガソリンを抜き終えたらタンク裏側のドレンホース2本を外します。

そしてタンクとエンジンを繋いでいるフューエルホースを外します。この時ガソリンが出てくるので注意が必要です。

後はポンプのコネクターとヒンジのピンを抜けばタンクは外れます。

モンスター S2R用樹脂タンク流用取り付け

ここからはS2Rの樹脂タンクの取り付けです。
まずは写真の鉄製タンク用ヒンジを樹脂タンク用に交換します。

次にフューエルホースにこのクイックコネクターを取り付けます。

取り付けた状態です。

タンクを車両に取り付けクイックコネクターを取り付けます。

ドレンホースも長い物に交換。

ホースはアストロプロダクトで汎用品を購入し適当な長さにカットして取り付けました。

ヒューズがバッテリーケースに取り付けられていますがそのままではタンクに当たりタンクを下げられません。

バッテリーケースから外しフリーな状態にすればタンクが下げられます。

最後にフィラーキャップを取り付けて完成です。

タンクに合わせてシートカウルも交換しました。
ガラッと印象が変わった私のモンスター。

交換後1000km以上走行しておりますがポンプの作動は良好です。
ポンプ音が非常に静かになりました。

アイドリングも問題ありませんし急加速で息つぎすることもありませんでした。
停車時にガソリン漏れも点検しましたがそれもありませんでした。

流用は大成功です。

強いて言えば鉄製タンクと比べるとタンク取り付け位置が5mm程前方になったためハンドル位置の調整が必要でした。

ガソリンタンク流用のあとがき

交換後に新たな情報を入手しましたので記載しておきます。

モンスター1000S( STフレームの900M IE含む)へのS2Rタンク流用は可能です。
またタンク流用経緯でも記載しましたが1000S(STフレームの900M IE)へのS4Rの樹脂製タンクの流用も可能だと思われます。

しかし、S2R、S4Rから 1000S(STフレームの900M IE) の鉄製タンクへの流用はできない可能性があります。

エンジン形状によるタンククリアランスの違いと燃圧のチェックバルブの位置が違うようで流用を検討されている方はその辺りも確認する必要があります。

コメント

  1. kunihiro itou より:

    はじめまして。モンスター(02年620ie)のタンクを樹脂タンクが使えないか考えていた所、こちらにたどり着きました。すごい! 思いついてもなかなか実際に行動に移せません。
    私のも数年前 同じ場所からの燃料漏れ ショップでタンクライナーを施工してもらって、現在は止まってますが ショップの主人からも 何時までもつか分からないから 樹脂タンクが使えそうなら準備をしておいた方が良いかもと言われて 悶々としてました。これからはオークションを見るとき 選択肢が増え 一つ安心材料ができて 嬉しく思わず書き込みしてます。これからもモンスターライフ 楽しんで行きましょう♪ お礼まで m(__)m 

    • YASU YASU より:

      kunihiro itou様

      コメントありがとうございます。

      そうなんですよね、はずれなのかこの時期のドゥカティは燃料漏れするのですよね。
      私も悶々としてこういう方法に辿り着きました。

      itu様に私の経験がご参考になれば幸いでございます。

      これからもモンスターライフ楽しみましょう。