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和室の押し入れ
私の家の和室にある押し入れは仏壇を置くためか、棚板が取り付けられていません。
和室は子供のおもちゃ部屋となっており、物が溢れております。
この押し入れを有効的に片付けに利用したいと思っていました。
しかし、写真のように棚無しだと空間を有効に使えず、困っておりました。
調べてみるとリフォームとして業者様に棚の取り付けを依頼すると平均10万円ほどの費用が掛かることが判明。
そこで今回、DIYで棚板の取り付けに挑戦することにしました。
棚板が取り付け可能かの確認
まず、初めに棚板を取り付けるための間柱もしくは胴縁があるのかを調べました。
間柱とは石膏ボードなどを貼り付けるために垂直方向に取り付けられている柱の一つです。
胴縁とは水平方向に取り付けられている下地材となります。
画像お借りしました。
木造住宅なら下地(間柱、胴縁)の位置さえ分かれば取り付け出来ると思いますが、私の家は軽量鉄骨造のため、棚板を取り付け出来る下地(木材)があるのかを調べる必要がありました。
ミスを避けるために下記の検査工具を揃えました。
・下地センサー
・下地探しどこ太 ベーシック マグ付き
通常はどちらかの工具である程度は判断可能だと思います。
しかし、万全を期して両方の検査工具を使用していきます。
下地センサー FOLAI製
木材、金属、AC電源の位置が測定可能なFOLAI製の下地センサーを購入しました。
測定は至って簡単で、スイッチを入れ、下地のなさそうな場所で側面にあるボタンを押し、キャリブレーションを行い、その後ゆっくり壁に沿って動かせば柱があれば反応が出ます。
このセンサーの良いところは柱の中心がどこにあるかまで測定できるため取り付け時のミスを減らすことが出来ます。
また、私の家のように軽量鉄骨造の柱も確認可能です。
下地探しどこ太 ベーシック マグ付き
こちらは壁に針を刺すことで下地までの距離を測ることが出来ます。
下地のない場所だと簡単に奥まで刺さるため下地の有無がはっきりと判断出来ます。
下の写真では約21mm奥に下地があります。(下地有り)
下地がない時
しかもマグネット付きのため金属の柱などの位置も確認出来ます。
鉄骨の柱などがある時に先端の磁石が反応します。
鉄骨などの柱がある場合。
下地の確認
購入した検査工具を使い下地確認。
出来るだけ間違いないように下地を調べるために下地センサーと下地探しどこ太の両方を使用します。
1. 下地センサーを使用し間柱、胴縁の位置を確認。
2. その位置に下地探しどこ太を刺して下地位置の深さと間違いなく下地があるかを確認する。
測定の結果、軽量鉄骨造のためか間柱はあまり取り付けられていないことが判明。
胴縁は高さ78.5cmと173cmの位置にあることが判明。
この同縁を使用し棚板を取り付けることにしました。
大建工業 押し入れ棚板セット
色々調べてみると大建工業さんから押し入れの棚板キットが販売されているのを発見。
押し入れのサイズは奥行き80cm、幅127cmのため、4.5尺間セットで押し入れ棚板セット、押し入れ枕棚板セットを購入しました。
ケガキ線を引く
まず始めに確認しました胴縁位置にケガキ線を引いていきます。
今回、本格的なDIYとなりましたのでケガキ用にこちらも購入しました。
フエキ 建築用シャープペンシル 2.0mm 黒
ケガキ線を引いた後、念のためにケガキ線上に 胴縁があるか確認します。
ケガキ線上内部に胴縁があることを確認。
ケガキ線から上に25mm付近内部にも胴縁があることを確認。
ケガキ線から下に25mm付近内部にも胴縁があることを確認。
上下幅25mm程まではしっかり胴縁の幅があることを確認出来ました。
後根板の取り付け
後根板を押し入れのサイズにカットします。
この押し入れは幅が1270mmなので説明書の指示通り-3mmとして1300mm→1267mmにノコギリでカットしました。
カットした後根板を取り付けていきます。
※水平器は100均で購入しました。
棚板の切断
こちらも説明書の指示通り、押し入れ幅寸法のマイナス4mm、奥行きマイナス3mmで切断します。
私の場合、押し入れ寸法が幅1270mm、奥行き800mmだったので、幅1266mm、奥行き797mmにノコギリで切断しました。
※写真は枕棚板。(棚板切断時の小雨が降ったため撮影出来ませんでした。)
横根太の取り付け
先程、切断しました棚板奥行き部分に後寝太の寸法分を引いた長さに横根太を切断します。
私は後根太の切れ端を使用し棚板の裏側に当てて実寸で長さを確認しました。
これを左右取り付けていきます。
棚板の取り付け
まずは根太に棚板を載せてみます。
良さそうですね。
棚板の固定
棚板前部と横根太を付属のL金具で固定します。
また、写真がございませんが棚板と根太を木材用ビスで固定しました。
※ビスは別売りとなります。 私は以前木工で使用したビスの余りを使用しました。
雑巾摺の取り付け
取り付け長さに切断した雑巾摺を壁と棚板の隙間が隠れるように木工用ボンドで貼り付けます。
※この押し入れの場合、奥は1270mm, 横部分は現物合わせで長さ確認後、ノコギリで切断しました。
木工用ボンドで取り付けます。
私は下記木工用ボンドを使用しました。
セメダイン 木工用ボンド
最後に隙間隠し部材を取り付けます。
これは両面テープで貼るだけです。
※写真は枕棚板のものです。
作業完成
作業時間は棚板、枕棚板の取り付けで5時間掛かりました。
枕棚板の取り付けは棚板取り付けの作業と重複するので省いております。
初めての作業で時間は掛かりましたが、思った以上に良い仕上がりで満足しています。
しっかり下準備(下地確認)すれば、作業自体は難しくはないと思います。
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